夏の高校野球熊本大会の決勝戦。
甲子園への切符をかけ、九州学院と東海大星翔が激突しました。

夢の舞台、甲子園へ。熊本の頂点を決める夏の戦い。

先手をとったのは、東海大星翔でした。

3回表。1アウト満塁のチャンスを作ると、3番の渡嘉敷(とかしき)、4番の新美(にいみ)と上位打線が九州学院の絶対的エース直江新(なおえ あらた)投手から連打で3点を先制します。

投げては、東海大星翔の先発エースの玉木(たまき)が絶好調。
九州学院打線を6回まで、ヒット1本に抑えます。

東海大星翔 玉木稜真投手(3年)「熊本でした試合のなかでは最高(の投球内容)だったと思う」

一方、九州学院も、去年から背番号1を背負うエースの直江が4回から7回まで東海大星翔打線を三者凡退に抑え、毎回の7奪三振。

しかし、東海大星翔の勢いは止まりませんでした。
9回表、1アウト2塁で、代打の藤尾(ふじお)。

さらに主将の川道(かわみち)。

勝利を手繰り寄せる大きな追加点を奪います。

9回ウラ。5点を追いかける九州学院ですが、最後はダブルプレーでゲームセット。

東海大星翔は、先発のエース玉木が九州学院を3安打完封。
5年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めました。

決勝戦:東海大星翔 - 九州学院

東海大星翔:003|000|002|
 九州学院:000|000|000|
バッテリー
東海大星翔:玉木 - 藤井
 九州学院:直江 - 渡辺

東海大星翔 川道樹主将(3年)「東海大星翔は甲子園での一勝がないので、まずは初戦で自分たちの野球をして一勝できるように頑張りたい」

また、プロ注目の東海大星翔・百﨑蒼生(ももさき あおい)選手は、今大会 18打数7安打の打率3割8分8厘、1本塁打、5打点の活躍でした。

夏の甲子園は、8月3日(木)に抽選会が行われ、6日(日)に開幕です。