夏の高校野球熊本大会は、7月24日(月)に決勝戦が行われ、東海大星翔と九州学院が対戦し、プロ注目 高校通算39本塁打の百崎蒼生(ももさき あおい)選手(3年)を有する東海大星翔が5―0で九州学院を下し、5年ぶり3度目の甲子園出場を決めました。
この試合、最速145キロの速球を持つ九州学院のエース、直江新(なおえ あらた)投手(3年)と東海大星翔の百崎選手の対決も注目され、先頭バッターで登場した百崎選手は、いきなり直江投手の直球をセンターに鋭くはじき返し、東海大星翔に勢いをつけ優勝に導きました。
百崎選手は、東海大相模に入学しましたが、仲間とうまくいかず、途中、地元の東海大星翔に『転入』し、転校に伴う出場停止期間1年間を経た最後の夏、以前RKKが取材した時の言葉「東海大星翔を甲子園に連れて行く」という言葉を実現しました。
その時の記事を再公開します。(初出:2023年7月17日)
プロ注目の「天才バッター」
神奈川の強豪校から転入してきた、百崎蒼生選手 3年生。
百崎選手が放った打球は場外に。これほどのバッティングを見せる百崎選手ですが…
東海大星翔 百﨑蒼生選手(3年)「(この大会が)最初で最後なので楽しむことが一番の目標です」

熊本ではこの夏の大会が高校初の公式戦。
神奈川県の強豪『東海大相模』から転入
というのも百崎選手は、春夏合わせて全国制覇5回 神奈川県の強豪『東海大相模』から転入してきました。

熊本の中学から東海大相模に進学した百崎選手は、1年生でショートのレギュラーに。当時からプロ注目の選手でした。

しかし…

百﨑選手「甲子園という夢の舞台で(野球を)やりたいという思いが熱くなりすぎて、同級生の気持ちを考えてなかった」

甲子園に行きたい気持ちが空回りし、チームメイトと衝突。東海大相模を去る事になりました。

百﨑選手「『それで甲子園行けるのか』というような言葉が多かった。試合に出ていなかった同級生も一生懸命やっていたのに申し訳なかったなと思う」
そして選んだ百﨑選手の決断とは…。









