19人が亡くなった水俣豪雨災害から7月20日で20年です。水俣市では、未明から住民たちが犠牲者を追悼しました。

水俣市宝川内(ほうがわち)の集(あつまり)地区では、災害発生と同じ時間帯の午前4時過ぎから地域の住民や消防団員たちが慰霊碑の前で手を合わせていました。
2003年7月20日の未明、1時間に100ミリを超える豪雨で土石流が発生し、15戸の家屋が全半壊し19人が死亡しました。

それから20年、午前6時からは献花式が行われ遺族たちが、花を手向け手を合わせました。
遺族代表 吉海寿次さん(56)「毎年のように(各地で)災害が発生していますが、二度とここで災害がない町づくりをしていければ」

また吉海さんは、「自分が住むところで災害は起こらないという意識はなくしてほしい」と話していました。