お互いの溝は埋まらないままです。

水俣病の原因企業チッソが、メチル水銀を含む有毒な工業排水を流した「百間排水口(ひゃっけんはいすいこう)」の樋門について、水俣市が7月1日に撤去工事に着手しようとしたましたが、水俣病患者団体から抗議を受けるなどしたため、取りやめました。

これを受け7月3日(月)、水俣市と市民たちとの間で話し合いが行われ、市民からは『水俣病被害の原点ともいえる排水口で遺構として保存を望む』意見が出されました。

これに対し水俣市からは『撤去した門を別の場所で保存をする検討を行っている』との報告がありましたが、撤去する方針に変更はないとしました。