済々黌高校出身の大竹耕太郎(おおたけ こうたろう)投手。今季、『現役ドラフト』を経て阪神タイガースに入団し、自身最多になる開幕6勝目をかけ、5月27日(土)巨人戦(甲子園)のマウンドにのぼりました。

今回も140キロ台のコースを突くストレートと打者のタイミングを外す110キロ台のチェンジアップを絶妙にあやつり、7回を被安打6、三振7、四死球0、球数90球、無失点のこれ以上ない完璧なピッチング。

2019年1月撮影


しかし、味方、阪神打線の援護なく0-0のまま、7回裏に代打を送られましたが、その直後、阪神が3点を先制!

その時、ベンチで戦況を見守っていた大竹投手の目には大粒の涙が。タオルを握りしめ、止まらない涙をぬぐっていました。

試合は、阪神タイガースが3-2で巨人に勝利し、チームは7連勝で両リーグ最速の30勝、そして大竹投手は自身キャリアハイ(プロ入り自己最多)、無傷の開幕6勝目を達成しました。

試合後のヒーローインタビューで大竹投手は涙の理由を「『一人はみんなのために、みんなは一人のために』とチームワークを感じました」と語りました。

2019年1月撮影

今後も、熊本県出身選手の活躍に、目が離せません。

RKK NEWS DIG 編集部 久島 健一

※大竹耕太郎 投手:熊本県出身 済々黌卒。高校時代は夏の選手権・春のセンバツに出場。 早大から2017年ソフトバンクに育成選手ドラフト4位で入団。去年初めて行われた「現役ドラフト」で阪神に移籍。