今、酒に使われるビンが不足しつつあります。現場への影響は、そしてなぜ不足しているのでしょうか。
高森町の山村酒造では、看板商品の日本酒「れいざん」のビン詰め作業が行われていました。今、この容器となるビンが全国的に不足しているというのです。

山村酒造 山村唯夫 社長「特殊なビンとか特殊な色のビンが減ってきているのは事実ですね」
山村酒造は、品質の維持や耐熱性から酒の容器にはビンが最適ということで、年間およそ35万本を使用しています。現時点で大きな影響はないということですが、今後の動きを注視しています。
山村社長「(ビンの)製造会社が減ってきたこともあるんでしょうけど、多彩なビンが統一型になっている影響がありますね」
この山村酒造にビンを販売しているのが田中商店です。ビンの不足が明らかでした。

田中商店 田中利和 社長「(以前は)この線くらいまでビンがあった」

現在ビンのケースを積んであるかなり手前まで、ビンがあったとのこと。
ーーえー!そう思うとかなり少ないですね
田中社長「少ないでしょ」
田中商店では、回収したビンを洗浄・検査し、メーカーに納品していますが、1年前と比べて一升ビンの在庫は5分の1ほどしかありません。
ーーなぜビンが不足している?
田中社長「コロナの影響で生産が少なくなっていたのに、急に(飲み会などが)解禁になったということかな。需要がでてきたから追いつかない」
元々、缶や紙パックの普及でビンの市場が縮小していた中での今回の動き。2月ごろから急速にビンが不足するようになりました。
田中社長「お客さんのニーズにはほとんど応えられなくなってしまっている」
これまでも九州での本格焼酎ブームや値上げ前の駆け込み需要などで、10回ほどビン不足を経験してきたといいますが、今回ばかりは…
田中社長「コロナのこともそうだし、僕らが考えていなかった要因が重なっているわけだよね。私たちもどう対応していいかわからない」
需要と供給が一致するまでには2、3年はかかるとみています。

後生川凜アナウンサー「空のまま高く積み上げられたケース。このすべてがビンで埋まるにはしばらく時間がかかりそうです」









