新年度のはじまる4月から、県立高校の「朝課外」が廃止されます。
これは3月8日の熊本県議会で白石伸一(しらいし しんいち)教育長が明らかにしたものです。
朝課外は大学受験対策や補習として1時間目の前に行う早朝の課外授業で、県内の普通科高校を中心に、長年続いていました。
朝課外廃止の理由について県教育委員会は、国の「新学習指導要領」が重視する「主体的に探究心を抱くような学び」とはかけ離れていることや、教員や保護者の負担軽減などを挙げています。

白石伸一 熊本県教育長
「子どもたちの学力の低下の懸念がありますので、そこはしっかりICTを使った、(学習用)端末を使った勉強や演習でフォローする」

今年度から1、2年生の朝課外を廃止している第二高校によりますと、生徒や保護者たちは好意的に受け止めているということです。