先進的な日本の災害医療について学ぼうとモルドバ共和国の医療関係者たちが熊本を訪れました。

視察に訪れたのはウクライナに隣接するモルドバ共和国の保健省の次官たち6人です。
モルドバにはロシアのウクライナ侵攻でおよそ8万人の避難民が滞在していて医療的な対応をしています。

視察団は、DMAT(災害派遣医療チーム)の職員から災害時の医療体制について講義を受け、病院の被災状況やDMATの支援状況を情報共有するシステムについても説明を受けていました。

保健省のアンドレイ・カザク国際協力局長は「日本全国に1000を超える医療チームがあり、組織的な医療体制が整っていることに感銘を受けた。母国の災害医療体制の構築に生かしていきたい」と話していました。