2020年7月豪雨で熊本県人吉市の夫婦が亡くなったのは、行政の対応に問題があったためとして、遺族が熊本県などに損害賠償を求めた裁判が、熊本地方裁判所で始まりました。
弁護団によりますと、この裁判は2020年7月、人吉市下薩摩瀬町に住む夫婦が、豪雨の影響で避難する際、球磨川の支流の氾濫に流され死亡しました。

遺族は「避難中に亡くなったのは、河川管理や避難情報の伝達、救助対応に問題があったため」として、県と人吉市を相手取り、合わせて約3600万円の損害賠償を求めています。
原告弁護団 松野信夫弁護士「御溝川や山田川といった、球磨川の支川の氾濫で亡くなった。支川をしっかりと管理監督していなかったことが悪い」
弁護団によりますと、2月18日の裁判で、県と人吉市は、最高裁の判例を用いて「当時、支流については未改修の部分があり、過渡的な安全性はあった」としたうえで「球磨川本線の氾濫であり、管理元は国土交通省で、責任は県にはない」と主張したということです。
次回の裁判は5月27日に開かれる予定です。









