RKKには、動画だけでなく放送に使用した写真や資料写真も多数保存されています。半世紀近く前の熊本を写した懐かしい写真の中から、今回は中央区紺屋今町にあった熊本市消防局・中央消防署を紹介します。
古い写真なので変色・退色が進んでいますが、AIを使った退色補正と人力での調整で、当時の風景がよみがえりました(AIによる補正は必ずしも正しい色合いを再現していない場合があります。ご了承ください)。

【熊本市消防局・中央消防署】

国道3号 紺屋今町交差点(2026年2月撮影)

代継橋の右岸下流、国道3号と白川の間は、「白川右岸緑地」として整備されています。この場所に1987年(昭和62年)まで消防署がありました。

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いつの写真なのか記録はありませんが、自動車の形からみて1970年代の撮影だと思われます。この建物は、元々は九州電力熊本支店でした。九電が城東町に移転した後、1964年(昭和39年)に熊本市消防局と中央消防署として使われるようになりました。

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建物は重厚な作りの3階建て。戦前は九州電力の前身のひとつである「熊本電気」の本社社屋でした。消防局と中央消防署は1984年に大江3丁目に移転。建物はその後1987年まで「慶徳消防署」として使われました。

建物の右隣には消防車の車庫。更に右隣の建物は「熊本市役所紺屋今町別館」として使われていました。

大洋火災殉難之碑(2026年2月撮影)※工事中のため許可を得て撮影

この場所には現在「慶徳地域コミュニティセンター」があります。近くには1973年の「大洋デパート火災」の慰霊碑があり、ここに消防署があったことを今に伝えています。

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市役所別館の更に隣には、「熊本幼稚園」がありました。この写真は1983年3月、閉園直前の時期のものです。こちらも今は「白川右岸緑地」になっています。