冬ならではの厳しい条件

ほとんど経験がない活動で二次被害の恐れがある以上、慎重に対処する必要があります。

京都大学火山研究センターの大倉敬宏教授は、研究で火口のすぐ近くまで度々行くことがあり、その際「火口底の近くのガス温度を測るなど、研究のために火口内でドローンを使用することもある」といいます。

ただ「この2週間ほどは風が強い日が多く、湯だまりから蒸発したガスが視界を遮るなど、ドローンを飛ばすのに条件の良い日が少ない。冬の間は、厳しい状況が続きそう」と話します。

また「大破したヘリの機体が見つかった北側の火口壁は高温ではなく、火口底の湯だまりからも離れているので、高温で近づけない状況ではない」としながらも「今の時期は、火口の縁が凍っていて足場が悪いので、捜索活動は厳しいと思われる」ということです。

加えて、消防は「火口内で活動できることが分かったとしても、ヘリにアプローチする(近づく・作業する)具体的な方法は現在検討中のため、すぐに活動を始められるわけではない」としています。

二次被害のリスクを避けて活動できる術はあるのか。極めて難しい判断が迫られています。