熊本工業高校の生徒が自殺した問題で、生徒が所属していた部活動では、上級生から下級生への暴言や行き過ぎた指導が横行していたことが学校の調査で明らかになりました。
調査結果を受けて学校が会見を開きました。
熊本工業高校 柿下耕一 校長
「この事実を調査以前に管理職が把握することができず、管理体制に不備があったことを改めてお詫び申し上げます」

今年2022年10月、熊本工業高校1年の生徒が自殺しました。

生徒は8月ごろから、「部活での人間関係がうまくいっていない」と担任や部活の顧問に相談していました。

部活で何が起きていたのか、学校は生徒の自殺を受け先月11月、部員にアンケートを実施。部活の現場で『シメ』と呼ばれる行き過ぎた指導の存在が明らかに。

校長の説明
「1時間程度の正座が行われていた。部活動を通してだと思うが3時間立ちっぱなし」

その他、上級生による「死ね」「殺すぞ」といった暴言など、行き過ぎた指導も含めて41件が確認されました。

学校は今後、新たなルールを作り再発防止を目指すということです。
※今、悩みを抱えているという方は、相談窓口「日本いのちの電話」があります。
厚生労働省のホームページでも紹介されています。
日本いのちの電話
・フリーダイヤル 0120-783-556(なやみ こころ)
毎日:午後4時~午後9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時
・ナビダイヤル 0570-783-556
午前10時~午後10時