「魔法にかかったみたい」
サロンで施術するのは、専門的な技術を持つ「福祉ネイリスト」です。

小山さん「前回塗ってもらって、変色が目立たなくなった」
福祉ネイリスト「そうですよね」
小山さん「友人たちに『どうしたの?』って言われました」
会話を楽しんでいる間に、爪が美しく彩られました。

小山尚枝さん「きれい、きれいと言われるから、何か魔法にかかったみたい。きれいっていう感じになります。それも大事」
外出も楽しくなったという小山さん。11月末から再び抗がん剤治療が始まりますが、不安も少し和らいだようです。
このサロンにやってくる客の多くが、小山さんのように、がんで闘病している人たちです。
サロンができたきっかけは、がんを経験した「がんサバイバー」である1人の医師でした。









