市民団体は刑事告発の方針 その現場とは――
この件に関し、水俣の市民団体が、吉永商会を廃棄物処理法違反容疑で刑事告発する方針であることが分かりました。

市民団体のひとりが、現地の様子について語りました。
RKK熊本放送の取材に応じた市民団体の男性です。
事の発端は今年8月。

水俣市にある吉永商会の倉庫で異臭騒ぎがあり、以後、汚泥のようなものを積んだ車が芦北方面に向かうようになったと話します。
市民団体の男性「トラックについていったら汚泥らしきものの袋が大量にあるのが目に入って、これは大変なことだと。吉永商会と吉永と書かれたトラックで運び出していた」

汚泥が運び込まれたのは芦北町の山林。
現地の様子を見た男性はその衛生状況について
市民団体の男性「土のう袋に入っているが、黒い汁が流れ出して、ヘドロみたいな、何が混ざっているかよく分からないような臭いが鼻につく。ハエも大量発生して、地域住民からも苦情が出た」
現場の周辺では川の水を汲み上げ、飲み水にしていることからその影響が心配だと話します。
市民団体の男性「行政も責任持って説明をしていもらいたい。行政も水質の検査を一緒に行ってもらい、市民が安心して生活できるような環境を取り戻してほしい」









