西日本に1匹しかいないというシロアリ探知犬が、熊本市の文化財を調査しました。

シロアリの駆除や予防をする会社「ニッショウ化学」は、熊本県内の文化財を対象に無償で調査しています。

さっそく出動したのは、シロアリ探知犬「リッキー」。

明治時代に夏目漱石が3か月ほど暮らしたという旧邸で、建物の外周をまわりながらシロアリを探します。

リッキーは、人間ではわからないシロアリが発するフェロモンに反応し、教えてくれます。

全国に3匹しかいないというシロアリ探知犬は、人間には入れない場所でも調査が可能で、嗅覚による調査のため、建物に傷をつけることがありません。

今日(10月6日)は4か所で反応があったということで、旧邸を所有する熊本市は「今後さらに調査を進めるか検討する」としています。