去年3月、飲食店で店員3人を殺そうとした罪に問われた元店長の男に対し、熊本地方裁判所が言い渡した懲役20年の判決について、控訴はなく、刑が確定しました。
判決によりますと、熊本市中央区草葉町の奈良公明被告(31)は、「コンセプトカフェ」と呼ばれる飲食店で店長を務めていた去年3月、女性店員3人の顔や首などを包丁で突き刺したとして殺人未遂などの罪に問われていました。

熊本地裁は9月17日に懲役20年の判決を言い渡しました。
弁護士や熊本地裁によりますと、奈良被告は控訴する権利である「上訴権」を放棄する手続きを判決の翌日までに取り、判決は9月22日付で確定しました。
弁護士は「奈良被告が起こした事件や判決を重く受け止めた結果と認識している」とコメントしています。