無人営業の課題は やはりこれ・・・

一方で、無人営業には問題もあります。

熊本市中央区に8月に オープンした、24時間営業の無人古着店「Bear’sCloset(ベアーズクローゼット)」です。

経営するのは熊本城マラソンの連覇で有名になった地下翔太さんです。

古着店の経営が夢だったという地下さんは、現在、球磨村に住み、別の仕事もする中で取り入れたのが無人店舗でした。

人件費があまりかからないことが大きな魅力ですが、無人営業ならではの悩みがあります。

Bear’s Closet 地下翔太さん「実際万引きがもう起きている」

この日、店には警察が訪れ、被害状況を確認していました。

地下さんによりますと9月1日、ズボン3着、あわせて1万2000円相当が盗まれたといいます。

今のところ対策は、店内に設置した複数のカメラで、人の出入りを確認するぐらいしかありません。

一方で、店の経営には客とのコミュニケーションも重要と考え、店にノートを置きました。そこで利用客の年齢層が幅広いことに気づきました。ノートには客からの要望も書き込まれていました。

Bear’s Closet 地下翔太さん「服の種類やこういうのを置いてくれと言われた方が仕入れがしやすいので、そういった要望を踏まえながら服を揃えていきたい」

「無人店の良さは、客が店員を気にすることなく好きなモノを選べるところ」と話す地下さん。

まだまだ課題はあるものの改良を重ねながら、さらに店舗数を増やしたいと考えています。