熊本県の木村知事は28日、石破総理と面会し、8月の記録的大雨からの復旧・復興に向けた支援を求めました。
木村敬知事「大雨災害に関する熊本県からの緊急要望です。よろしくお受け取り下さい」

午後、石破総理と面会した木村知事は「広がっている局地的な被害に対応できるよう、制度の運用や構築を検討して頂きたい」と要望しました。
復旧費用への支援を通常よりも手厚く受けられる「激甚災害」への指定をめぐって、政府はこれまでに農地や公共土木施設などを指定する見通しを示していますが、県内のほとんどの中小企業の被害については指定の見通しが立っていません。
面会後、木村知事は石破総理に「今回の大雨では局所的な被害が多いが、現行の制度は被害額を積み上げないと支援が出ない設計になっている」と訴えたことを明らかにしました。
石破総理は一定の理解を示したということで、木村知事は「線状降水帯のような局所的だけど厳しい被害に寄り添うよう、制度運用を見直してもらえるのでは」と期待感を示しました。









