井上さんは初期消火にほぼ成功し、この火事によるけが人はいませんでした。

消防によりますと当時、熊本地方には乾燥注意報が出ていて、初期消火に失敗すれば周辺の住宅にも延焼する恐れがあったといいます。

消防は、初期消火すべきか、逃げるかの判断は難しいとしながらも「迷った場合や、火が天井に届くような火事であればすぐに逃げてほしい」としたうえで「井上さんの勇気ある行動と的確な判断がなければ、最悪の事態に至っていたかもしれない」と、感謝の言葉を述べました。