熊本地震被害からの復旧工事が完了した阿蘇神社で、豊作を願う御田植神幸式、通称「おんだ祭り」が行われました。

阿蘇神社の「おんだ祭り」は豊作を祈願する神社最大の祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

毎年実施している「おんだ祭り」ですが、2016年の熊本地震で神社に被害があり、その復旧工事を2024年12月に終えたことで、10年ぶりに完全な形での祭りが戻ってきました。

今日28日は神様への供え物を頭に乗せた白装束姿の宇奈利(うなり)など、200人ほどの神幸行列が、暑い中、約4キロを練り歩きました。

見に来た人「おコメがとても大変な時期なので、豊作を祈りながら神輿をくぐりました」
合志市から「楼門もすごく立派に出来上がっていて、すごく素敵でした」
阿蘇神社 阿蘇惟邑 宮司「復旧工事も終わり、後世に神事や神幸式を大切に守り伝えていきたい」

途中、2か所の「お借り屋」では、氏子たちが田植え歌を歌う中、神職や一般の人たちが神輿に向かって稲の苗を投げる「お田植え式」があり、今年の豊作を願いました。