
志田千陽選手(28)の会見でのコメント
私たち「シダマツ」は8月の世界選手権をもってペアを解消することになりました。いつも応援してくださる皆様には突然の発表となり、驚かせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。
私たちは、パリオリンピックでの金メダル獲得を目標に、結成から約10年間、共に走り続けてまいりました。オリンピックを終えてからは、これまでにない困難に直面し、休養も検討しましたが、2024年は走り切ろうと決意し、努力を重ねてきました。今年の初め、松山の休暇明けにスタッフを交え、2月のトップ4大会前に今後の活動について話し合いました。その結果4月末に、世界選手権までは「シダマツ」としてコートに立ち、その後はそれぞれの新たな目標に向かって進むことを決定いたしました。
私自身は、オリンピックの結果に満足しつつも、女子ダブルスで「世界一になりたい」という強い思いが残っており、結果として、9月からは新しいパートナーと共に戦っていくことになりますが、「世界一」という目標は決してぶらすことなく、これからも精進してまいります。
「シダマツ」のペア解消にまだ実感がなく、寂しさももちろんありますが、それ以上に感謝の気持ちでいっぱいです。約10年間、常に私と一緒にコートに立ち、隣で支え、共に頑張ってくれたことに深く感謝しています。10年もの長い間、同じ目標を持って共に走り続けられるパートナーに出会えたことは、決して当たり前ではないと感じており、私にとってかけがえのない宝物です。
この10年間の思いを込めて、残りの大会を「シダマツ」として最高の締めくくりができるよう全力を尽くします。私たちの想いは、コートの中で表現されるものが全てだと信じておりますので、ぜひそこに目を向けていただけると幸いです。皆様の心に残る最高のパフォーマンスをお届けできるよう、私たちも努力してまいります。残り3大会となる「シダマツ」としての試合を、温かい目で見守っていただけますようお願い申し上げます。
引き続き、温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。