父 邦祐さん「引っ張って行ってくれてた子がいなくなって、船の船頭さんがいなくなったみたいなもの」
母 章子さん「親子だけど友達のような関係で、しっかりして、優しくて、私の子どもにはもったいないくらいの気が利く子だった」
事故当日(2024年6月15日)事故現場で――
米満 薫 記者「歩道に設置されている地上機器をなぎ倒して軽乗用車は歩道に突っ込んだとみられます」

去年6月15日午前4時16分ごろ、熊本市中央区細工町の県道で、友人の女性と信号待ちをしていた千尋さんは、当時ホストだった松本岳(まつもと・たける)被告(24)が運転する車に はねられ死亡しました。
これまでの取材や裁判によりますと、松本被告は事故の数時間前、熊本市の繁華街にあるホストクラブに車で出勤し、缶チューハイを5,6本飲み、その後、知人女性に会うため熊本市と隣接する宇城市の間を往復していました。
そして事故を起こす直前、松本被告は居眠り運転をしてトラックに追突します。その車は交際相手から借りたもので、飲酒運転の発覚を恐れ、後ろ向きに逃走したのです。










