3年前、熊本市の男子中学生が自殺したのは小学校時代の担任教諭の不適切な指導が影響したとされる問題で、教諭側の受け止めはいまだ明らかになっていません。


この問題は2019年4月、熊本市の当時中学1年生の男子生徒が自殺したものです。

その後、遺族などの訴えで設置された調査委員会は、10月24日、小学校時代の担任の男性教諭が他の児童に対し暴言など不適切な指導をしていたことから男子生徒の抑うつ状態の重症化に影響した可能性が高いと結論付けました。


小学校の校長によりますと、調査委員会が出した報告書の受け止めについて、男性教諭は学校行事が忙しくまだ読み込めていないとし、コメントできないということです。


また熊本市教育委員会は24日に続き、26日にも男性教諭が勤める熊本市の小学校を訪れましたが、男子生徒の自殺に影響を与えたとされる教諭とは「話ができていない」としました。


男性教諭の処分について、熊本市教育委員会は「検討する」としています。