台湾の半導体製造大手TSMCが菊陽町に建設を発表してから1年。新たな課題も見えてきました。

去年 2021年10月に菊陽町への工場建設を発表し今年4月に建設が始まった台湾の半導体製造大手TSMC。

発表から1年。
きょう10月21日の会見で蒲島知事は、TSMC建設を巡る新たな課題について次のような考えを示しています。

蒲島 知事
「教育、それから住宅、それから将来の企業誘致の場所、それを遅れないようにしないといけないことが課題だなと思います」


教育についてはインターナショナルスクールや、私立学校で受け入れの整備が進められているほか、日本語支援員の配置などについても県は検討しています。

また、関連企業含めて県は、TSMCから1000戸の住宅確保を要望されていて特に不足している家族向けの物件について不動産団体が対応にあたっています。


関連企業などが立地する用地の確保については、菊池市や合志市など中九州横断道路周辺に県営工業団地を2026年度までに整備予定で調査を行っています。

TSMCはスピード感を重視しているということから知事は、スピード感を大事にしながら能動的に情報を得て課題に対応したいと話しています。