2016年の熊本地震で被災した熊本城の本丸御殿(ほんまるごてん)について、有識者による検討委員会が建物の一部を解体して復旧する方針を固めました。
熊本城「本丸御殿」は、2016年の熊本地震の影響で石垣の一部が崩落し、建物内部の壁にひびが入ったりはがれ落ちたりするなどの被害が出ました。
石垣の構造の複雑さから、修復方法の検討に時間がかかっていましたが、市が3月7日に一部を解体したうえで復旧する方針を示し、委員会が了承しました。

具体的には、(2)の数寄屋棟(すきやとう)は建物を解体して復旧。また(4)の長局櫓(ながつぼねやぐら)は建物を解体し部材を保存。一方(1)の大広間棟(おおひろまとう)・大台所棟(おおだいどころとう)と(3)の昭君之間付近(しょうくんのまふきん)は解体せずに修繕工事を行います。※【画像】参照

設計は来年度(2025年度)までに行い、2027年度に工事に着手して2032年度中に完成する予定です。









