2023年度、約270人の熊本県職員が中途退職していてその半数は教員であることが分かりました。
これは県議会代表質問で明らかになったもので、2023年度の県職員の中途退職者は274人で内訳は行政職が72人、警察職員が60人、教員は半数の142人に上ります。

県教育委員会によりますと、中途退職した教員142人のうち4割が50代で、退職理由としては「転職」が34パーセントで最も多く、続いて「病気」、「家庭の事情」が続くということです。
県教委は他の職種より退職者が多い理由について、「教員全体の人数が多いので、単純比較はできない」としながらも、白石教育長は危機感を募らせています。
県教育委員会 白石伸一教育長「教員不足が課題となっているなか、現場の教員が中途退職する状況は学校運営に少なからず支障をきたすもの」
県教委は人材を確保するため今年度から教員免許を持たない社会人を採用する試みを始めているほか、ICTを活用した業務の効率化など学校現場の働き方改革を進めています。









