2月定例県議会が2月19日開会しました。就任後初めての来年度当初予算編成となった木村知事。その所信は?

熊本県 木村敬知事「県民みんなが安心して笑顔になり、持続的で活力あふれる熊本の未来を共に創る」「(キーワードは)『世界に広がる』『人を育てる』『共に創る』を掲げました」

県政運営に対する所信の中でこのように述べた木村知事。初めて編成した約8448億円の来年度当初予算案の中でもこの考え方が反映されています。

『世界に広がる』のキーワードについては、熊本経済浮揚の鍵をにぎる半導体関連産業の集積に向けて97億1000万円を計上。

『人を育てる』のキーワードには学校教育現場の働き方改革を盛り込みました。

また『共に創る』には、2020年7月豪雨で被災した地域の創造的復興策として279億6200万円を計上しました。

これとは別に最重要課題としたのが水俣病問題。

去年(2024年)5月におきたいわゆる「マイクオフ」問題を受け、今年は、慰霊式後の関係団体との懇談に十分な時間を確保することを明言しました。

2月定例県議会は3月19日まで開かれます。