国が川辺川で計画するダムについて、建設反対を訴える市民団体が熊本県庁を訪れ、計画の白紙撤回を求める宣言文を提出しました。

木村知事あての宣言文を提出したのは、ダム建設に反対する24の市民団体です。

これらの団体は、熊本県人吉市で2月2日に約180人が参加する市民集会を開き、今回の宣言文を採択しました。

宣言文では「ダムについて疑問を抱く県民は多く、一度失った清流は二度と取り戻せない」として、計画の白紙撤回や住民参加型の地域振興策などを求めています。

一方、国や熊本県は2027年度中に本体の掘削工事に着手し、2035年度中の完成を目指しています。