小学校で必修となっているプログラミング。コンピューターを動かすための指示のことですが、今や生活に欠かせないデジタル技術のベースとなるプログラミングで、世界大会に出場する小学生が熊本にいます。

「黄色のブロック4つを取る。そして、広場に運ぶ。フェンスを上げて赤いブロックを取る」など、ロボットを動かすための細かいプログラムを組んだのは、小学6年生の原杏月(はら あずき)さん(12)と小学5年生の西村一真(にしむら かずま)さん(11)です。

小学6年生 原杏月さん「プログラムを組んだ時と違う動きをしたときにおもしろさを感じる」
2人は結成1年で熊本予選を勝ち抜き、全国大会で準優勝。11月28日からトルコで開催される世界大会に日本代表として出場します。

小学5年生 西村一真さん「まさか選ばれるとは思ってなかったのでびっくりしました」
熊本の小学生が日本代表になるのは初めてです。
大会ではコース上の情報をロボットが読み取り、必要なモノを必要な数だけ運ぶようプログラムを組み、得点やタイムを競います。
2人を指導する前原さんは。

TechJoyLabo 前原栄輔コーチ「一言でいうとやることが多すぎるので、なかなかそれを2分間という制限時間内に全てこなすのが非常に大変」
難易度が高い今年の課題。練習でもなかなか上手く行きません。プログラムの組み方で速さや正確さが変わるため、この日は2時間以上「精度を上げる作業」を繰り返しました。

原杏月さん「意見が合うときは楽しいんですけどたまにイラっとする時があるから、意見が割れたら間をとるかじゃんけんで決めています」
西村一真さん「優勝というよりは半分より上ぐらいの順位が取れればいいかなと思っています」
力を合わせて世界大会に臨みます。