大流行した2022年度は「1キロ350円」に ケーキ・おせちに影響は
鳥インフルエンザ流行によるタマゴ価格への影響も懸念されています。
「JA全農たまご」が出している「Mサイズ」1キロ(約15個)の平均価格の推移を見てみると、鳥インフルエンザが大流行した2022年11月ごろからタマゴの価格が上昇しています。翌年4月には、統計が公表されている1993年以降最高値の350円まで上昇しました。

JAによりますと、鳥インフルエンザの流行で生産量が減少したことが価格上昇の理由だということです。
ただ、今シーズンは2022年よりも10日以上早く北海道で1例目が確認されていることもあり、熊本県は警戒を呼びかけています。
【鳥インフルエンザの初確認】
2022年:10月28日 岡山
2024年:10月17日 北海道
さらに例年、年末年始の時期はクリスマスケーキや「おせち」などでタマゴの需要が増加する傾向があり、流行が拡大すると食卓へのさらなる影響も懸念されます。
【鶏卵の生産量のランキング 2023年(農水省統計より)】
1位 鹿児島(7.0%)
2位 千葉(6.3%)
3位 茨城(6.2%)
4位 岡山(5.6%)
5位 群馬(5,0%)