「壁があるからシフトに入りづらい」

アルバイトやパートとして働く人たちは、見直しの動きが進む「年収の壁」について…。

大学3年生 アルバイト「壁があるから(アルバイトの)シフトが制限されるというか入りづらい」
大学3年生 アルバイト「時給も上がってしまったので、超えないように調整をするつもり」
大学2年生 アルバイト「私は超えないんですけど、友達が『103万超える』と周りで話しています。親から超えたら(税金が)高くなるからやめてとは言われます」

30代 パート「年末調整前にシフトが入れないという形になるとか、職場でもパートさんたちで話し合いながらシフトを組まなければいけないから結構大変だなと」

年収の壁があることで、「働きにくさ」を口にする人がいました。

クリスマス迫る繁忙期にシフト調整「申し訳ない」

熊本市東区にある洋菓子店。旬の果物を使ったケーキや焼き菓子を求めて多くの客が来店します。焼き菓子を作っているパート歴5年の高島実季(たかしま みき)さんも働き控えをしなければいけない1人です。

パート歴5年 高島実季さん「夫から103万円は超えないようにと言われているので、時間がきたらすぐ定時で、残業とかはできないので、定時であがるという感じ」

クリスマスが迫る11月から12月にかけては、1年で最も忙しい時期のひとつですが、思うように働けず、もどかしさを感じています。

高島さん「ギリギリで働いている状態です。でも、厨房は忙しいので、休みづらい。ごめんなさいと思いながらやっています」

雇用する側にとっても痛手です。