特定の相手を客として店に誘う行為「客引き」。熊本市の中心市街地では年々増加傾向にあり、市は客引きについて行かないよう注意を呼びかけています。

公共の場で特定の相手に対しカラオケや居酒屋などに客として誘う客引きは、通行人の前に立ち塞がったり付きまとったりなどの行為が問題視されていて、熊本市では2019年に客引き行為を禁止する条例を施行しています。

しかし、11月13日に開かれた審議会では…。

市担当者「人流が大きく増加したことから、現在の客引き行為等の数はコロナ禍の前の水準に戻ってきている現状です」

10月に熊本市の中心市街地で市が行った調査では、平日と週末の2日間で延べ308人の客引きを確認。条例が施行されて以降、最も多い結果となりました。

市によりますと、指導員のいない時間帯に客引きが発生するなど手口が巧妙化しているため、注意を呼びかけています。

熊本市生活安全課 中村勝課長「ぼったくり被害も出ていますので、客引きには絶対について行かないでください」