分析・私たちが今後注目すべきポイントは
今回、比例九州ブロック(定数20)で議席を得たのは8党で、前回の6党と比べて分散した形です。
従来は低投票率になるほど組織票を持つ政党が有利となる傾向にありましたが、今回の結果を見ると県組織がなかったり、立ち上がって間もない政党が一定の支持を得ていたりしていて、「組織」に属していない人たちがそうした政党を支えている状況が垣間見えます。
一方で、組織に属さない人たちを含めた日常的な声をどう政治に反映させるかは、すべての政党に共通した課題で、選挙後の各政党の取り組みが注目されます。
また来年には参議院選挙を迎えます。変わりゆく情勢の中、私たちはどのように政治と向き合うべきなのでしょうか。
熊本大学 伊藤洋典教授「市民と政党・政治家間の距離が広がらないよう、選挙以外の機会にも政治を監視・チェックする意識が、従来以上に重要になると思います。“市民の目がある”と伝えることですね」
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熊本大学 伊藤洋典教授
政治学が専門。国会議員を研究室に招き議論。地方議員には議会での質問方法も伝授している。
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