■ 筋肉、鍛えるのかい?鍛えないのかい?「パワー!」

筋肉の大きさやバランス、鮮明さなどを競うボディビル。近年、健康的な体づくりが人気で その究極とも言えるボディビルが、注目されています。
元銀行員という選手の、ステージに上がるまでのストイックな戦いを追いました。

8月14日に熊本で行われたボディビルの九州大会。鍛え上げられた体の持ち主がステージに並びました。観客からは掛け声が飛びます。

ボディをビルドするからボディビル


観客
「8番 キレてる!いいよ!」
「17番 肩メロン!」

肩…メロ…ン…?


この大会で選手宣誓をしたのが熊本ボディビル界の期待の若手、元田 雄己(もとだ ゆうき)選手(28)

「掛け声」は審査員に着目してもらうためのものらしいです


彫刻のような肉体美。
この筋肉を手に入れるまでに元田選手は徹底的に自分を追い込んできました。
大会まで1週間を切った 8月8日、トレーニングをする元田選手の姿がありました。

一般の人では見たことがないトレーニング


大学までハンドボールに打ち込んできた元田選手。大学卒業後は銀行員になりましたが…

銀行に入ったが、数字に弱かったそうです


元田雄己さん
「数字に弱かったというのもありますし、仕事がうまくいかないこともあって、そんな時にトレーニングに出会って、ボディービルでやっていきたいなと」

「トレーニングの最前線にいたい」と銀行員をやめ、ジムのトレーナーに転職しました。


-- 元田さんってどんな人?
ジム利用者
「優しくてかっこいい人だなといつも思っています」

勤務が終われば今度は自分の番。週に6日トレーニングに励みます。


仕事を終えた元田選手は足早に車に乗り込みました。

元田さん
「大牟田に向かっています。僕の師匠のジムがあるので」