少子化対策の一環として熊本県が進める「こどもまんなんか熊本」の取り組みを促進するため、県は部署横断型の推進本部を設置しました。

「こどもまんなか熊本」は、子どもや若者・子育て世代への様々な施策の再構築や実施を目指し、県が進めている取り組みです。

初会合となった5月29日は、県が中学生以上を対象に行ったアンケートの結果が報告されました。

その中の「子育て支援で必要なもの」という質問に対して、学生と社会人で最も多かった回答が「働きながら子育てができる環境」だったということです。(学生・生徒81.3%、社会人84.2%)

これを受けて木村敬(きむら たかし)熊本県知事は、「特に女性が結婚・出産してからもキャリアの道筋をしっかりと描けることが大事」として、幹部職員に対し、業務で接する企業や団体から職場環境に関する情報を集めるよう求めました。

県は、2024年度中に「熊本県こども計画」の実現計画を策定する考えです。

熊本県の2022年の出生数は1万1875人で、20年前と比較して約30%減少しています。