4月13日、熊本県阿蘇市の寺で参拝者が「火渡りの荒行」を体験し、無病息災などを願いました。

この「阿蘇山観音(あそさんかんのん)まつり」は、阿蘇市の天台宗西厳殿寺(さいがんでんじ)が、毎年行っているものです。
火渡りの荒行では、参拝者たちの願いが込められた護摩木(ごまぎ)が燃える中、修験者姿の行者がお経を唱えながら素足で渡りました。

火渡りには、人の煩悩を炎で焼き尽くすという意味があり、檀家や一般の参拝者たちもくすぶる炭の上を次々と渡っていました。

荒尾市からの家族「怖かった」「子どもたちの健康を一番に願いながら渡りました」

熊本市からの女性「自分の中で最高記録になるような一年になったらいいなと思ってます」

また、熱湯に笹の葉を浸して、その湯をかぶる湯立(ゆたて)の荒行も行われ、参拝者たちは無病息災などを願いながら しぶきを浴びていました。
