3月23日(土)の運行を最後に引退するSL人吉。今回、出発前の点検が報道公開されました。

点検はSL人吉を運行する機関士と機関助士が担当します。

「異常なしー」

機関車の老朽化などを理由に引退が決まったSL人吉。点検は念入りで、ナットにゆるみがないか、車体をハンマーで叩き、その音で確認します。

機関士 岡部恭教さん(機関士歴24年)
「いいですよ、息づかいが、とてもいい状態だと思います」

点検が終わるとSLの原動力、石炭を投入。その量は約5トンに上ります。

運行はあと8回。3月23日に迫るラストランまで安全運行を貫きます。

機関助士 新屋敷元気さん(機関士助士歴12年)
「乗車するお客様も沿線から眺めるお客様も、同じ息づかいを感じれると思いますので、是非近くまできて、一緒に息づかいを感じて最後、笑顔で終わりたいと思います」