マラソンへの登竜門、熊日30キロロードレースは、コースレコードに迫るハイレベルな展開となりました。

今年まず前に出たのは、熊本市の井芹(いせり)中学出身でコニカミノルタの大山憲明(おおやま のりあき)(28)。
名門実業団を今年度で退部する大山は、これまでの感謝を込め積極的な走りを見せました。

しかし、今年のレースを引っ張ったのはSGホールディングスのルーキー、近藤幸太郎(こんどう こうたろう)(23)でした。
10kmで、先頭に立つと…

24kmまでに食らいついていたトヨタ自動車九州の横田玖磨(よこた きゅうま)(22)を振り落とします。
ここからは記録との勝負。2014年に出された1時間28分52秒の「コースレコードを狙う」と話していた近藤は…

[実況]吉田明央アナウンサー「残り1㎞となりました。1時間25分・・・」
[解説]原晋監督「50秒ぐらいですか?ですから(残り1㎞を)3分2秒で良いんですよね。決してこれは狙えないタイムではないと」

コースレコードが見えていましたが…フィニッシュタイムは1時間28分54秒。
他を圧倒したものの わずか2秒、コースレコードに及びませんでいた。

SGホールディングス 近藤幸太郎選手「沿道から「コースレコードあるぞ!」と
言われていたんですけど、思うように体が動かなくて、それでも最後までしっかり押せたので良かったかなと思います」「いずれマラソンも狙っていけるんじゃないかなという自信にはなりました」

※現コースの記録(コースレコード)は、2014年・服部勇馬(当時、東洋大2年)の1時間28分52秒









