◆爆発する「大人への怒り」

家族のあり方みたいなものを小さな子供たちに分からせていこうというための「海賊団」結成だったんだそうです。しかし、「海賊団」に入った子供たちはまだ10歳にも満たない幼さで、最初はすごく大変で、眞邉さんは相当苦しんだそうです。

眞邉:1年目は、もうぐちゃぐちゃでした。ご飯を投げ散らかしてぐちゃぐちゃになったりとか……もう、それはひどかったですね。なんでそういうことするのかが分からない。どんどん自分が壊れていく、というか。それを支えてもらったのは、ファミリー・チーム・ミーティングだったり、あと両隣の育親さんの存在ですね。
眞邉:お隣さんが「大人に対する怒りをぶつけているような気がする」と。「ああ、そうかもしれない」と。今までの大人に対する怒りを、全部私にぶつけている。喧嘩して捕まえようとするとかみつかれて、もう全身アザだらけだったんですね。かんだり蹴ったり。でも、ほんと物を壊さなくはなりましたけど。

眞邉:もう本当にミスが多いんです、私。なので「カンちゃん、こうなっとるよ」と教えてくれるぐらいに。お互いに多分「扱い方」を勉強中、みたいな。私ももちろん、あの子たちにどう関わろうというのはまだまだ勉強中ではあるんですけど、彼らの方が賢いので、先に私の扱い方をわかってきているような気もします。

人と人の関係はどうあるのか、手探りみたいですね。ただそれでも互いに距離感を考えながら、成長もしてきます。眞邉さんは粘り強いなと思いました。