家電製品や電子機器に欠かせない半導体に関する国際会議「窒化物半導体国際会議」が福岡市で開催されています。初日の13日は、青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した天野浩(あまのひろし)教授が講演を行いました。
◆高い電圧でも壊れにくい性質

窒化ガリウムに代表される窒化物半導体は従来のシリコン半導体に比べて高い電圧をかけても壊れにくく電気抵抗を下げる特徴があり、LEDや通信機器などに使用されています。世界で初めて青色LEDの実用化に成功し、2014年にノーベル物理学賞を受賞した天野浩教授は「窒化物半導体はまだまだわからない性能を発揮する可能性がある」と話します。