ユネスコの無形文化遺産にも登録されている福岡県北九州市の「戸畑祇園大山笠」。

メイン行事の競演会には例年4基が参加しますが、27日行われた今年は、1基少ない3基にとどまりました。背景にあるのは、工藤会との親交が発覚したことを機に態勢を一新した振興会に、山笠団体が復帰することの是非をめぐる不協和音です。

競演会 例年4基→今年は3基に

27日、福岡県北九州市で開催された戸畑祇園大山笠の競演会。

12段重ね、309個の提灯を取り付けた高さ10メートルの大山笠が登場すると、大きな歓声が上がりました。

この競演会には例年、4基の大山笠が勢揃いしますが、今年は3基しかいませんでした。

観客
「やっぱりさびしいですね」

「4個いたほうが楽しい。色々いるから良いと思います4個あった方が」

「同じ戸畑区なので皆そろっているほうがいい」

伝統の祭りで、一体何が起きているのでしょうか。