◆3LDKで65平方メートル?増えるコンパクトマンション
RKB原口佳歩「福岡市では土地価格の上昇を受けて、よりコンパクトなマンションも増えています」

福岡市中央区六本松に建設中のマンションを訪ねました。
福岡地行マンション事業部中村健人さん「3LDKの3畳の洋室をなくして広めの2LDKの間取り」

間取りは1LDKから3LDK。駅にも近いことから販売物件は残りわずかです。ただ、このマンションにはある特徴があります。3LDKの部屋の広さは約65平方メートルと一般的な物件に比べ少し狭く設定されています。土地価格が高騰する中、コンパクトタイプのマンションにすることで販売価格を少しでも抑えるのが狙いです。福岡市中央区のマンションの平均面積は2013年に82・97平方メートルだったのが22年には68・44平方メートルに減少し、18%狭くなりました。

福岡地行マンション事業部・島津裕子事業本部長「福岡市の中心部は土地代がすごい勢いで上がってきている。広い間取りになると金額帯がかなり上がってしまう。お客様が購入できる価格帯のものをより多く供給しないといけないので少しサイズを絞らせていただいた」
◆旺盛な“海外需要”EU圏からの引き合いも
福岡市のマンション需要を後押しするのは、人口の増加と海外からの投資です。

グランアセットマネジメント・田中宏幸社長「これは香港からの問い合わせです。中の写真を送ってもらえますか?そして他の支出はありますか?という質問が来ていますね。円安はあくまで背中を押す要因であって、ベースは福岡に投資をしたい客が多いと感じます。ドイツの投資家がウクライナとロシアの情勢からEU圏に不安を抱き、そこの投資を全部引き払って福岡に投資したいうパターンがあった。最近はEU圏からの問い合わせもあります」

外国人向けにマンションの取引を仲介する福岡市の不動産会社です。去年に比べると海外からの問い合わせは1.5倍になっているといいます。
グランアセットマネジメント・林知央さん「日本のマンションは海外のマンションと比べると手が出しやすい。投資だけじゃなくセカンドホームとしての需要も高まってくるのではないでしょうか」







