◆課題の「人手」「資金」を乗り越えて
一方で、課題もあります。人手と資金です。現在、竹林の整備はボランティアを中心に行っていて、高齢者も少なくありません。
渡辺琢磨さん「笹がはねて目に当たったりとか、足場が悪いので転んでけがされたりとかすると大変なので、今日は(ボランティアの方には)上の方をしてもらっています」

また、活動資金を確保するため、1月下旬からクラウドファンディングを実施し、地元の人たちに協力を呼びかけました(目標金額50万円)。クラウドファンディングに参加したルーマニア料理店は、返礼品としてもらったメンマを使って新たなメニューを出す予定です。

ルーマニア料理店「イストリア」 セシュールスキー・ジェオールジェタさん「メンマとザクスカ(ルーマニアの野菜煮込み)が一緒になると、面白いと感じると思う。おいしいとか珍しいとか。それで楽しみにしていたんですよ」
◆「一生続けていきたい」
地元の協力を得てクラウドファンディングは目標額を上回ることができました。全国各地で深刻な問題となっている放置竹林。渡辺さんらは高良山の「未来」を見据え、地域とともに活動を続けたいとしています。

渡辺琢磨さん「私も高良山を守りたいので、継続して一生続けていきたいと思っています。今の子供たちが大きくなった時に、どうつないでいけるか考えながらやっています」







