◆「久留米産のメンマ」順調なスタート
放置竹林を整備し、自然豊かな高良山を次世代に残していきたい。渡辺さんと本多さんはプロジェクトチーム「高良山竹林環境研究所」を作り、本格的にメンマを作り始めました。成分表示やパッケージ、販路の開拓などさまざまな壁にぶつかりましたが、地元の支援を受けなんとか商品化することができました。
渡辺琢磨さん「おいしいね、お酒のつまみに合うねと、大好評をいただいています。久留米の方々に食べてもらうのはうれしいことですね」
2人が作った「久留米産のメンマ」は2022年、テスト販売で約900袋が完売するなど順調なスタートを切りました。
◆「おいしい」「ありがたい」顧客や市から高い評価
久留米市内にあるラーメン店です。店主の蒲池さんも、2人が作るメンマに魅了された1人です。

RKB小松勝「『麺家といろ』では、つけ麺や濃厚ラーメンに高良山のメンマが使用される予定です」
麺家といろ(現在は休業中) 蒲池祐一郎さん「試食させてもらって純粋においしかったな、今まで食べたことがないメンマだな、と感じました」

試食する渡辺琢磨さん「ああ、おいしいですね。ありがとうございます。こんなにおいしく調理していただいて」
蒲池祐一郎さん「元がおいしいので、何もしてないです」
久留米市もこの取り組みを高く評価していて、2023年は市が所有する竹林でもメンマを作る計画です。

久留米市 農村森林整備課 植田啓介さん「高良山竹林環境研究所さんの取り組みは、放置竹林問題の解決につながるものでありますし、市としてもありがたい取り組みだと思っています」







