◆鳴り止まない保護者からの“電話”


「泉小学校です。そうですか、お大事になさってください」

その頃、職員室には保護者からの電話がひっきりなしにかかっていました。この日は「6年生を送る会」という大切な行事の準備が行われていました。「朝の会」で赤星教諭が児童に説明します。

赤星教諭「8時35分までに廊下に並んで体育館に出発します」

急いで職員室に向かう赤星教諭、授業の合間も一息つく暇がありません。


赤星教諭「普段は中休みとか手が空いている時に終わらせます。間に合わなかったら昼休みです」

別の教室でも学級担任が業務に追われていました。

「計算ドリル出した?」「出しました~」「はーいチェックしまーす」

6年担任教諭「この子たちのために頑張ろうと思えるから私はそんなにきついなとは思いません。大変だけど」