◆もう“操り人形”ではない、目指すは世界の成長エンジン

宮脇キャスター:
4期16年の北橋市政の「継承」か「刷新」かが争点のひとつとなった今回の市長選挙。与野党が相乗りで支援する候補が敗れるという結果となりました。前回の市長選では北橋市長の当選を祝っていましたが、当時と今では心境に変化があったのですか?
武内氏:
当時の私はかついでいただいた政党や組織の「操り人形」。どこでバンザイしなさいと言われればそうしよう、そういう候補者だったと思います。その過去からの決別がテーマでした。当時は団体や組織にしがみついていれば、選挙が勝てると思っていた自分との決別です。
浅上記者:
北橋市政からの刷新を訴えてきた武内さん。どう変えていきますか?

武内氏:
街の流れを変えるには、挑戦する姿勢に変えていきたい。国待ち、国頼みではなく、他の自治体との競争を意識して、この部分を規制緩和をしていこうとか市長がどんどん動いてトップセールスをするとか、北九州市ではなにか面白い動きをやっていくぞ、挑戦する人が集まっているぞという流れがイメージを変えていく。そこに新しい人やお金が集まっていく。
宮脇キャスター:
少子高齢化に若者の流出、そして厳しい財政状況と課題が山積する北九州市ですが、最後に改めて今後の抱負をお願いします。
武内氏:
少子高齢人口減少をピンチじゃなくてチャンスにしていく。高齢者が多いのであれば、それは様々な経験を持った人が多いということ。私はとにかく街の流れを良くしていきたい。どんどん挑戦をして明るいニュースを日本中に発信する北九州市にしていきたい。底力を引き出せば、もう一度世界の成長エンジンになれる。92万人のみんなで参加して、みんなでつくる姿勢でやっていきたい。

池尻キャスター:
ここまで北九州市長選挙で初当選した武内和久さんに話を聞きました。武内さん、お疲れのところありがとうございました。







