今年の夏に開催される世界水泳選手権と世界マスターズ水泳選手権の開催経費が想定より45億円増えたことについて、福岡市の高島市長は市の支出をギリギリまで抑えていく考えを示しました。

今年7月に延期された「世界水泳選手権」と8月に延期された「世界マスターズ水泳選手権」の開催経費は、想定よりも45億円増え、225億円に上る見通しです。

招致時の見込みでは90億円から100億円でしたが、新型コロナの感染拡大で2度延期され、会場の整備費や、資材のリース期間の延長などで試算された金額の2倍以上となっています。

◆福岡市 高島宗一郎 市長
「新型コロナという世界的な異常事態の中で本当に残念でありますけれども、これぐらいの経費になってしまうということであります。福岡市費としての支出をできるだけいかに抑えられるかというところにはギリギリまで頑張って行きたいと思うし、経済の効果を最大限にしつつ支出はいかに抑えていくかという努力については引き続き行っていきたいと思っています。」

福岡市は大会期間中の来場者数を40万人から50万人と試算し、経済波及効果は全国で970億円、福岡市内で540億円を見込んでいます。