新型コロナの感染症法上の分類が、現在の2類相当から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられたら、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか?


◆「2類相当」と「5類」 どう違う?

岸田文雄総理「原則としてこの春に、5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたい」

岸田総理の意向を受け厚労省は、専門家による「5類」引き下げの議論を始めました。現在の「2類相当」と、季節性インフルエンザと同等の「5類」は、何が違うのでしょうか?


緊急事態宣言などの行動制限や感染者を隔離するための入院勧告や指示、さらには感染者や濃厚接触者に対する自宅待機要請ができなくなります。
次に医療機関の対応です。新型コロナに感染した患者の診療は現在、都道府県が指定した発熱外来などに限られていますが、5類に引き下げたあとはどこの医療機関でも受診できるよう体制を広げる方針です。医療体制のひっ迫を防ぐ効果が期待されていますが、発熱外来の医師はどう見ているのでしょうか?

やまもとホームクリニック 山本希治院長「今までやっていない医療機関が、いきなり同じようにコロナを診られるか、という話になってくる。それぞれの医療機関なりに模索して、対策を練ってやっていくしかないんじゃないですか」