新型コロナの重症患者は統計上あまり増えていないにも関わらず、死者は増加中です。専門家は「中等症」と分類されたものの、体の状態としては重症の“隠れ重症”の患者が人工呼吸を受けることなく死亡している可能性を指摘します。
◆インフルと同時感染の患者も増加

やまもとホームクリニック(福岡市西区)の駐車場は満車にも関わらず、続々と車が入っていきます。3連休が明けた10日、発熱外来に対応しているクリニックは朝から多くの患者で混み合いました。

山本希治院長「問い合わせが多くてすべて対応できないところもあります。コロナとインフルエンザのどちらもなっている患者さんが結構みられますね。第7波を超えている印象です」

3年ぶりに流行しているインフルエンザも感染が拡大しています。福岡県によりますと1月1日までの1週間に福岡県内の198の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は825人。前の週の約2.3倍に増加しました1医療機関あたりの患者数でみると福岡県は4.17人で全国平均の3倍以上です。

一方、福岡県が発表する陽性者は今月6日に1万4859人に上り、過去最多だった2022年8月の第7波のピークに迫る勢いで増えています。同時に心配されているのが死者数の増加です。







