◆「食費が気になる」物価高を憂う新成人

民法の改正により去年、成人年齢が18歳に引き下げられたため今年度は18歳、19歳、そして20歳の人たちが新成人になる。ただ、受験や就職の負担などを考慮して、福岡県内のすべての市町村はこれまで通り20歳になる人だけを対象に式典を開催した。両親への感謝は、どの年も共通していそうだが、今年は“憂い”もトピックだ。はたちとしての決意をあらたにする中、若者が直面しているのが「物価高」だ。

北九州市の女性「自炊をしているんですが、食費とか気にしちゃう。なるべく安い物を買えるように近くのスーパーのチラシを見ています」
北九州市の男性「物価が上がり買いたい物も買えないので大変です。陸上の靴とか」
福岡市の女性「生活のためにバイトもしているので、物価が上がると困りますね。経済的な支援があれば一人暮らしの大学生にとってはありがたいです」

歴史的な物価高に加えて、学生生活や社会人になるタイミングで、新型コロナの影響を受け続けてきた「はたち」の若者たち。今後やりたいことや目標を尋ねた。

北九州市の女性「いっぱい旅行に行きたいです。コロナも収束してきているので海外に行きたいです」
北九州市の男性「将来の夢に向かって勉強を頑張りたいと思います。作業療法士になりたいです。そのほかは、お金をためて親孝行します。20年間育ててくれたので何かプレゼントできたらいいですね」


福岡市の女性「将来はバイヤーになりたくて、世界を股にかけられるように勉学に励みたいと思います」

感謝、夢、そして憂い。新成人から語られることはいつも世相を映している。